鼻翼縮小術(小鼻縮小術)

鼻翼縮小術(小鼻縮小術)

鼻中隔延長術イメージ画像

鼻翼縮小術とは

鼻翼(小鼻)が横に大きく広がり、鼻が大きく見える場合、鼻翼を縮小することで小さな整った鼻にすることができます。
鼻翼の一部を切り取り小さくする手術を鼻翼縮小術(小鼻縮小術)と言います。
手術は傷が目立たない部分を数ミリ切除して、鼻全体とのバランスを考慮しながら丁寧に縫合します。鼻翼の大きさや張り出しの形により鼻翼の外側や内側、その両方を切除します。また場合によっては皮弁法で鼻翼の張り出しを軽減します。どのように切除するかは鼻翼の状態や形によって決めます。傷跡が目立たない部分を切除し、丁寧に縫合するため傷は目立ちにくく仕上がります。

*「笑うと鼻翼が広がるのが嫌なので、解消してください」というご要望が多いのですが、笑うと誰でも鼻翼が広がります。この現象を気にし過ぎないことが大切です。

このような方におすすめ
・鼻翼が外側に張り出している方
・鼻の穴が横に広く広がっている方
・鼻の穴を膨らませているように見える方、鼻の穴が大きい方
・スッキリした印象にしたい方

鼻翼縮小術へのこだわり

鼻の穴の形、小鼻の厚さ、鼻の横幅によって適切な治療法を選択します。
選択された手術方法で皮膚上にデザインし、切除範囲を患者様に見て頂いた上、手術を始めます。納得されないまま手術を行いませんのでご安心ください。術後の縫合線を目立たないようにするため、脂腺を目視しながら真皮深層縫合と表層縫合を行います。縫合部にはドレナージチューブは入れません。

鼻翼縮小術へのこだわり イラスト

手術の流れ

診察

診察では皮膚の性状や鼻翼の状態や形を確認させていただき、手術方法、効果とリスク等についてご説明いたします。
十分な打ち合わせを行いますので、やむを得ないケースを除き術中に方法の変更をすることがないのが当院の特徴です。

麻酔の選択

局所麻酔、または静脈麻酔で行います。

術前検査

血液検査、鼻腔内細菌培養検査を受けていただきます。

術後について

・局所麻酔または静脈麻酔なので、日帰りできます。術後少しお休みいただき、落ち着いたら帰宅できます。
・抗生物質は5日間、痛み止めは3日間内服して頂きます。
・術後2日間はクーリングが必要です。
・手術翌日より就寝前1日1回だけ、縫合部に軟膏を塗って頂きます。
・シャワー、洗髪は手術翌日から可能ですが、入浴は抜糸まで控えて頂きます。
・抜糸は通常6~10日目です。
・術後3日目にもなると鼻を触らない限り、痛みはありません。
・抜糸すれば翌日より縫合部のメイクも可能です。
・術後1ヶ月は鼻に力を加えたり、ぶつけることがないように注意が必要です。
・定期診察は術後1ヶ月、3ヶ月、半年です。

鼻翼縮小術の術式、方法について

鼻翼基部外側切除術

鼻翼基部外側切除術

外側切除は、鼻翼の外側への張り出しやわん曲を小さくするため鼻翼の外側の余分な皮膚と組織を切除して小さくする方法です。鼻翼の基部より外側に鼻翼が張り出している方にお勧めとなります。
外側切除術は、鼻翼の基部に傷が残こりますので、なるべく傷が目立たないデザインを行いますが、この部分には脂腺が多いため、他の部分の傷にべ比目立つ方がいらっしゃいます 。もちろん、傷が目立たないような縫合と術後のケアでなるべく予防を心がけております。

鼻翼基部内側切除術

鼻翼基部内側切除術

内側切除術は、鼻翼の幅を小さくするために、主に鼻の穴の内側、前庭部・鼻孔底部の皮膚と組織を切除して小さくする方法です。鼻翼の外側に傷を残さず、鼻の穴の中で鼻翼を切除し、鼻翼の幅を狭く、小さくします。
鼻翼そのものが外側への張り出しが少ないものの、鼻の穴の内側が広い方にお勧めとなります。

鼻翼基部外側内側切除(全層切除)

鼻翼基部外側内側切除(全層切除)

内側切除と外側切除の両方を併せた手術方法となります。
鼻の穴の大きさや鼻翼の外側への張り出しが気になる方に適した方法です。
鼻の穴の中から鼻翼の外側にかけて余分な皮膚と組織を切除して縫合すれば、内側切除と外側切除の両方の効果を得ることができます。

皮弁縫縮術(フラップ法)

鼻翼の幅と鼻孔底が横に広い方に適応となります。
鼻翼の印象を小さく見せたい方の中でも、なるべく鼻の傷を目立たなくさせたい方や、効果を長持ちさせたい方などに適しています。
フラップ法とは軟部組織弁と呼ばれるものを作り出してそれを引き込むことで鼻全体を引き締まった感じにする方法のことです。

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