鼻中隔軟骨採取による鼻中隔延長術で鼻尖が低くなったケース:肋軟骨による2度目の鼻中隔延長術

鼻中隔軟骨を使った鼻中隔延長術では術後鼻尖が低くなることがあります。

患者様は5年前に他院で鼻中隔軟骨を採取し、耳軟骨との併用で鼻中隔延長術を受けました。

6ヵ月後初回手術を受けたクリニックで延長部の修正を受けたのですが、期待通りの結果が得られず、その1年半後に他のクリニックで再度修正術を受けました。

当院には最後の修正術から2年後に以下の問題点で来院されました。

①鼻尖が低くなった

②鼻尖鼻翼境界が陥凹した

また右鼻尖鼻翼境界の皮膚が拘縮しています。

鼻先を押すと沈み、鼻尖は上下に動き、

この所見は鼻中隔延長を受けた患者様には通常認めません。

鼻尖鼻翼境界の陥凹は、下外側鼻軟骨外側部が鼻腔側に落ち込んだことが原因でした。

右鼻尖鼻翼境界の皮膚拘縮は、下外側鼻軟骨上の剥離によるもので皮下剥離が浅かったため皮膚血行障害が発症したと考えられました。

延長術を受けたにも関わらず鼻尖が低くなり、鼻尖鼻翼の陥凹と鼻孔縁の虚脱の発症は過度な鼻中隔軟骨採取が

原因であり、肋軟骨による鼻中隔部再建を行いました。

*鼻中隔軟骨の欠損が大きかったので鼻背側と鼻柱側を肋軟骨で再建し、肋軟骨は上顎骨の前鼻棘(ゼンビキョク)に固定しました。デメリットは再建術後、鼻尖鼻柱が固定され、自由度が小さくなることです。

* シリコンは感染を回避するため同じサイズの新しいものに交換しました。

*右鼻尖鼻翼境界の拘縮に対しては同部位を皮下剥離するのみでした。ケースによっては真皮脂肪移植を検討すべきです。

 

↓術前 正面

鼻中隔延長術後の低鼻・陥凹改善例

↓術後7ヵ月後

鼻中隔延長術後の低鼻、鼻尖陥凹の改善

自然な鼻尖形態になりました。鼻尖が高くなることで鼻翼の張り出しが軽減しました

↓術前 斜め左前から

鼻中隔延長術後の鼻尖低下と陥凹を肋軟骨で再建

↓術後7ヶ月

鼻中隔延長術後の鼻尖沈下、陥凹修正

鼻尖鼻柱の後退が改善しました

↓術前 斜め右前から

鼻中隔延長術後の鼻尖部修正(肋軟骨)

↓術後7ヶ月

鼻中隔延長術後の鼻尖陥凹改善例

鼻尖鼻翼境界の陥凹が

軽減しました

手術料金

・鼻根~鼻背部シリコン摘出術 176,000円(税込)

・鼻根~鼻背部 I型シリコン挿入術 275,000円(税込)

・鼻中隔再延長術(肋軟骨) 1,650,000円(税込)

*別途術前検査料、診察料、麻酔・薬剤料金がかかります。

**2026年の料金です

美容手術のリスクリスト

銀座すみれの花クリニック
院長 横山才也
日本形成外科学会認定形成外科専門医

日本美容外科学会JSAPS認定美容外科専門医